地域包括ケア推進研修会報告

令和1年5月31日、松本合同庁舎において、長野県福祉部主催による地域包括ケア推進研修会が開催され、長野県柔道整復師会、介護班を代表して出席しました。

多職種からの専門的な助言を受け自立支援、介護予防の観点から実施する地域ケア個別会議の手法を学び、高齢者の自立支援に資するケアマネジメントの推進を図る目的で行われ、参加者は、市町村・地域包括支援センター、保健福祉事務所の職員、地域ケア会議に関わる専門職が対象で、今回は柔道整復師会にも参加案内があり、全体で約130名が参加しました。

午前は、長野県介護予防普及展開事業のアドバイザーで理学療法士の小日向勲氏より「地域包括ケアの構築に向けた介護予防のための地域ケア会議の意義と役割」して講演がありました。

愛のある会議を行って、要支援者の不安を払しょくし、楽しさ、自信を取り戻して生活できることを目指すことが大切だと話されていました。

午後から、佐久市と大町市の介護予防活動普及事業への取り組みの活動報告があり、そのあと「地域ケア会議を体験してみましょう」と題して模擬会議の演習を行いました。

会議を振り返って気づいたことや反省点を出し合って意見交換をして、グループごとに発表し、最後に講師が全体の講評をして終わりました。

今回初めてケア会議を体験して、行政の担当者や他業種の方たちと良い交流ができました。リスクや課題の評価の仕方や、目標の立て方、具体的なケアプラン等、介護予防事業について判らないことばかりで戸惑いましたが、加齢による疼痛や機能低下については我々柔整師が参加、助言を行う事ができると感じました。

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