大腿骨頸部骨折
私事ですが、平成30年の12月に木に登っていて2mほどの高さから落下して、腰を打ち、右の大腿骨頸部(股関節)の骨を骨折しました。
ここは厄介な場所で、血管の分布が下の方からしかなく、骨折すると血流が途絶えやすく、治りにくい場所なのです
骨折の場所、折れ方により、簡単なものから治りにくいものまでが、4段階に分類されており、私の場合は一番治りにくいとされるレベル4の状態でした。
高齢者であれば、すぐに人工関節する手術を行うのですが、私の年齢だと人工関節の耐用年数から考えると再手術を行う可能性もあり、骨折部をチタンのボルトで固定する方法を選びました。
担当医からはうまく血流が回復して成功する確率は50%といわれました。血流が回復しないと、折れたとこから先の方(骨頭)が壊死してくるのです。
成功してうまく骨がつくかどうかは2年ほど様子を見ないとわからないという事でした。
1カ月の入院を経て、体重の半分くらいが掛けられれるようになりました。
その後徐々に荷重を増やし、4月頃には杖で歩けるようになり、6月の検査では骨もだいぶついてきていて、軽い運動も可能になりました。
9月の検査でも問題なく、2年ほどしたら固定のボルトを抜きましょうとまで言われました。
ところが10頃から少し痛みを感じるようになり、暮れごろからは脚をかばいながらでないと歩けなくなってきていました。
自分でもひょっとしたら、骨頭が壊死してきているのかも、と思いましたが、それはすなわちもう折れたところは治らないという事で、人工関節にするしかなくなることなので、次回の検査日までもう少し待ちたい気持ちでいました。
そして今年の1月に検査したところ、やはり骨頭が壊死してきていることが判明しました。
そのまま歩いているとやがてボルトが関節に飛び出てきてしまう可能性もあるため、すぐに車いすを用意され、自分の足では歩けなくなりました。
今は歩くときは松葉杖を使い、仕事では、キャスターのついた椅子に座って移動しているため少し時間がかかります。
4月に人工股関節にする手術を行う予定になり、2週間ほどの入院となります。それまでは仕事でも少しご不便をかけることになりますが、ご理解をお願いしたいと思います。