テニス肘
先日、右の肘に違和感を感じ、次第に痛みが出てきました。最初は何が原因かわかりませんでしたが、よく考えると週末に庭の落ち葉を大量に掃き集めたことを思い出しました。手、腕の使い過ぎで、肘の外側のでっぱりあたりが、手や腕を動かすと痛くなる上腕骨外側上顆炎、いわゆるテニス肘になってしまったのです。肘の外側のでっぱり(外側上顆)から中指の付け根につながる、短頭側手根伸筋を酷使することによって、肘の付け根が引っ張られて炎症を起こすのが原因です。40代50代ごろによくみられるので、40手、と呼ばれたりもします。手首や指を伸ばしたり、箒で掃く、ぞうきんを絞るような動作で痛みが強くなります。手をあまり動かさないようにし、物を持つときは手のひらを上にして持つように心がけたほうがいいでしょう。ひどくなると、箸を持つのも困難になることがあります。治療法は、先ずは手や腕の安静です。そのほかストレッチやテーピング、テニス肘用のサポーターを使用することで患部への負担を軽くするようにします。完全な安静をとることは難しいので、治るまでに、数週から数か月かかることもあります。きちんと対応しないと長引きますので、痛みを感じたらご相談ください。